B-09 中島圭冶 ~転換期~
- 牟田 晃洋
- 2019年3月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年7月27日
卒業8年目の中島です。 「20周年!」凄いですね! 10周年のOB会を行った時に、古谷野先生が、「20周年までに、オールデンタル優勝」とおっしゃってたのを鮮明に覚えてます。ただ、当時は、そんな話は、夢のまた夢としか思えないような状態でした。
少人数だからこその楽しさ
現役時代を思い出すと、自分が1年生の夏に、6年生が引退し、4・5年生がいないという状態。実際にプレーヤーとして、部活に来ていたのが7,8人という状態でした。そんな状況が続く中でのキャップテンですから、選ばれたキャップテンというより、順番にまわってきたキャップテンでした。練習はと言えば、週に1回の少人数での練習。メインは、医学部の練習に混ぜてもらい、歯学部バスケだけでは、5対5ができない状態の為、医学部の方々に来て頂いて初めて、実戦ができる。アップの時は、人がいないので、すぐに順番がまわってくる。試合に行くと、ベンチには、1人か2人で、タイムアウトは、試合の流れを変えるとかではなく、純粋に休憩の為。九州デンタルに行くと、福歯大、九歯大のあふれんばかりの人数と、盛り上がるベンチを羨ましく思いながら、「多ければいいってもんじゃない。」と言い聞かせ、必死で戦って…。ですが、そんな少人数だからこその楽しさもあり、部活の後も、全員で行動して、真剣にバスケに取り組みつつも、どこか楽しいサークル的な感じもありました。
バスケ部の変貌、女子部の創設
そんな時間が過ぎ、自分がキャップテンになったころから、次々に新しい部員が入部し、徐々に部活っぽくなって、「試合に出るなら、もっとたくさん練習したい。」、「試合に勝つ為に、どうするか真剣に取り組みたい。」という流れが出てきだして、さらには、「女子部を作りたい」というマネージャーが現れて、少しずつ、少人数バスケ部が変貌していきました。「女子部なんて、成り立つのか?」と思っていたら、いつの間にか、昔の男子部の様な状態で、活動が始まり、オールデンタルに出場し、九大歯学部バスケ部も、大所帯になっていました。現役最後のオールデンタル。試合には、殆ど出ませんでしたが、試合前のアップの雰囲気や、試合中でも、ベンチに人がたくさんいて、ベンチが一致団結して応援している雰囲気、試合に負けはしたものの、試合に出た選手も出られなかった選手も涙した、そんな光景に、大きくなったバスケ部を見て、嬉しく思ったのを鮮明に覚えています。「もっと、練習頑張って、こいつらともっともっと一緒にいたかったなー。」と引退の寂しさも感じました。 そして、何より、「バスケ部でよかった。」と心から思いました。
継続すること、継続できるような環境を作ること
今のように大きなバスケ部になると、昔よりも活気があり、いい面もあり、逆に増えたことで悪い面も出てくると思います。 昔の少人数も大変でしたが、今は今なりに、大変かと思います。ただ、どんな形でも引退まで続けること、続けたいと思えるような環境をみんなで作っていくこと、それが、引退する時の大きな感動と充実感になると思います。そして、一人一人のその小さな積み重ねが、これからのバスケ部を育てていくと思います。
最後に、今の大きなバスケ部があるのは、顧問になって頂いた古谷野先生、創始者である嘉手納先生、そして、それを受け継いでバスケ部を維持して頂いたOBの先生方、苦しかった時代に支えて頂いた医学部バスケ部の先生方。多くの方のおかげで、この20周年というものが迎えられたのだと思います。 そして、これからのさらなる発展を期待し、OBとして少しでも力になれたらと思います。

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