特別寄稿 加藤 元博先生 『九州大学歯学部籠球部二十周年を祝す』牟田 晃洋2019年2月12日読了時間: 4分更新日:2019年7月27日 九大医学部籠球部名誉顧問 加藤 元博先生 平成元年に九州大学歯学部籠球部が創設されてから今年で20年!記念すべき年を迎えられたことに対し、心からお祝い申し上げます。歯学部籠球部創設の動機 歯学部に籠球部が創設されたということは、当時学生であった嘉手納先生から聞きました。そのとき私も大変うれしかったことを今でも覚えています。というのは、当時でも医学部籠球部の練習やOB・学生懇親会には歯学部の学生・OBの人たちも少なからず参加しており、学部の違いはあっても、仲間意識には垣根がほとんどなかったからです。私自身は誰が歯学部かという区別はほとんど分からなかったものです。なかには医学部学生以上に練習に熱心で部活を主導し、飲み会を盛り上げてくれる学生もいました。ただ、日常は区別がない部員関係であっても、西日本医科学生体育大会や九州・山口医科学生体育大会には出場資格がなく、歯学部自体の体育大会で活動の場を持とうという思いが歯学部籠球部創設の動機の一つになったのだろうと推測しています。二つの部の密な交流継続を このような医・歯学部籠球部の部員・OBの相互的親密さから、私は歯学部籠球部の創立後も今までと同様に、二つの部が相互に密な交流を続けてもらいたいと願っていました。幸いにも双方の関係者は十分にこのことの重要さを理解し、かつ熱心に努力を続けて、今日まで変わらぬ関係を維持・強化してきました。このことは本当にうれしいことであります。私は歯学部籠球部創立後の発展状況については詳しく把握していませんが、創立当時は部員数や戦力などでいろいろの困難があったことと思います。しかし、その後急速に実力をつけたようで、ある時、嘉手納先生に部の状況を聞いたとき、彼は胸を張って好成績を収めていることを報告してくれました。そのときは確か医学部籠球部は低迷期にあったように思います。その後はお互いに浮き沈みを経験しつつ今日まで、お互いに意識し合い、競争しながらも、しかし仲良く、進化してきたのだと考えています。立派に成長していく姿は頼もしい もともと大学の運動部は年々入学・卒業などで学生の異動があるので、高い技術水準を恒常的に維持することは非常に困難だと思います。その上、両学部とも入試の競争率が高く、入学しても講義や実習が詰まって忙しいなど学業上の厳しい環境があります。そのなかで6年間部員として厳しい練習に耐え、下級生の指導などの義務をこなし、さらに部員やOBと飲み会などでの親睦に埋没しながら無事卒業にこぎつけることは、他学部に比較するとかなりの努力を要することであると思います。このような厳しい環境下でも、なお部員として、学生として年々成長して行く多くの人々の姿を長年見てきて、私は本当に頼もしく思っています。さらに卒業後、OBたちが厳しい研修にもめげず、医師・歯科医師として社会へ力強く羽ばたき、立派に成長して行く過程を見て誇らしくさえ思ってきました。このような成長の背景には、厳しい練習に耐えたという自信と、成し遂げるという果敢な意思と行動力が強く働いていると考えます。まさに6年間の厳しい練習と学業の両立、そして先輩・同輩・後輩との間の垣根のない本音の交流の経験が、卒業後の社会生活に不可欠な根性と思いやり、義務・責任感などを育て上げているのだと実感しています。切磋琢磨し、さらなる向上を 去る6月13日に行われた医学部籠球部学生・OB懇親会でも歯学部の代表の人たちが多く参加していました。なぜ代表のみの参加になったのかと聞くと、お互いの部員数が増えたので、二つの部の全部員が一堂に会することが困難になったとのことでした。それでもお互いが可能な限り有効な方法で交流を続けていることを大変うれしく思いました。願わくは今後とも、この相互関係を大切にしていただくことを強く希望します。そして単なる“仲良しクラブ”ではなく、常にお互いを競争相手として意識し、切磋琢磨しあって、更なる向上の糧とするよう努力してもらいたいと思います。 最後に、私にまで20周年記念誌に寄稿の機会を与えていただいた光栄に対し、九大歯学部籠球部と20周年記念事業事務局の皆様に心から御礼申し上げます。 祈る、今後20年間のさらなる飛躍を!
B-28 今西俊喜 キャプテン時代一年間を振り返って こんにちは。私、九州大学歯学部男子バスケットボール部28代目主将の今西俊喜と申します。九州大学歯学部バスケットボール部は、2019年をもちまして創部30周年を迎えました。これも創部から現在に至るまで部で活躍され、部を支えてくださったOB、OGの皆様、そして現在、部活に一生懸...
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