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特別寄稿 角 義久 九州大学歯学部バスケットボール部~20年という時を超えて

  • 執筆者の写真: 牟田 晃洋
    牟田 晃洋
  • 2019年2月15日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年7月27日

角 義久


オリバー・クロムウェルは「良くなったところで足を止める者は、やがてもとの状態よりも後退してしまう。」という言葉を残しましたが、九州大学歯学部バスケットボール部には当てはまらないようです。


最初は5人でスタート、そこから歯学部で最大級の部活へ

九州大学歯学部バスケットボール部は私が5年生の時に5人でスタートし、私が選手で参加したのは2年間のみでした。当然、伝統などありませんでしたし、試合に出るだけで各々バラバラに練習していて、歯学部バスケットボール部としての練習も殆ど無く、将来続くのかなという印象でした。それから私はOBとなり大学にずっと在籍しておりますが、歯学部バスケットボール部は5年目頃までに何とか練習できるくらいの状態となり、その後女子部員も入り、10周年記念のときにも男女の部になり大きくなったなと思っておりました。その後、数年で現在のような歯学部でも最大級の部となり、未だに私の学生時代と同じものとはとても思えないのが現状です。ですから、適切かどうかわかりませんが、最初に卒業したということで、以下、私からのメッセージです。


バスケットを原点として学んだことは私たちを支え励ましてくれる

 色々なことを吸収していく学生時代に、部活を通して共に楽しみ、汗を流し、喜び、共感できる仲間、先輩、後輩との出会いは、人間関係を含め様々な連鎖反応を生み、有意義な刺激と経験を与えてくれます。学生の皆さんにはより積極的にそして自分らしく、仲間と存分にバスケットボールを楽しんで欲しいと思います。

 また、OB・OGの皆さんも含めて世代を問わず、たとえ遠くに居ても私たちは身近な仲間です。学生時代だけでなく、卒業し、歯科医師としてそれぞれの道に進んでからも、この経験と人間関係は知らず知らずの間にもいろいろな形で生きています。健康な身体と心を手に入れ充実した学生時代を過ごすだけでなく、情熱とはどのようなものか、根気よく続けることの意味、チームワークとパーソナリティーの重要性、1人では得ることのできない喜びなど、バスケットボールを原点として学んだ多くのことは、人生の中で常に仲間と共に、私たちを支え励ましてくれます。もちろん、学生時代には歯科医学をはじめとして学ばねばならないことや取り組むべき事は他にも際限なくありますが、何かに夢中になったり、楽しんだり学んだりする代表的なものを持つことは、他の全てに役立つと思います。私たちが選んだバスケットボールは世の中の縮図といわれるすばらしいスポーツです。




現役部員の皆さん、20周年を迎え本当に立派な部となっておりますが、これからも皆さんの力を合わせて、歯学部バスケットボール部の価値をますます高めて下さい。それは、バスケットボールの範囲に限らず、必ず皆さんの人間的成長に繋がります。そしてOB・OGになったら、歯科医師としてまた一緒に楽しく頑張りましょう。



20周年記念式典にて

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