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B-05 津田啓方 バスケットボール部20周年を記念して

  • 執筆者の写真: 牟田 晃洋
    牟田 晃洋
  • 2019年2月22日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年7月27日

 九州大学歯学部バスケットボール部創立20周年を、現役、OB・OG、歯学部バスケットボール部を応援していただきました皆さんと喜びあえるということを幸せに思います。また、20年間続いていたというだけでなく、部員数も私の所属していたころよりも何倍にもふくらんでいますし、女子部も出来て活躍している。男子部はオールデンタルにおいても、コンスタントに強豪チームと呼ばれるようになっています。それを聞き、さらにうれしさ倍増です。創設者の嘉手納先生、初期のメンバーを始め、代々頑張ってきた部員、そして、心優しくサポートいただいたてんじん村のみなさん、医学部バスケットボール部の皆さん、快く顧問をやっていただきました大石先生、古谷野先生等々と、本当に多くの方々の強い意志、忍耐と、優しさと、あつい応援が20年かけて作り上げてきた作品なのではないかと思います。


多くの方々の支えで乗り越えた創部期

 今の活気のあるバスケット部に所属する現役の皆さんには実感としてよくわからないかもしれませんが、バスケット部の初期の時代はこぢんまりとした部で、いつまで続くか不安がともなっている部でした。私がバスケ部に入部した頃(創部時)はメンバーも少なく、初めてのオールデンタルでは、ベンチにはスコアをつけていた自分ともう一人しかいませんでした。試合中の飲料水の補給はもっぱらベンチにいるもう一人が行っているような状態でした。当時キャプテンだった嘉手納さんでさえも水汲みしておりました。そんな当時はオールデンタルに出て試合をするというのが重要だった時代で、和気藹々みんな楽しくやっていました。けれども、その後は、新入部員がなかなか入らない、練習場所を確保できずチームとしてまとまった練習ができない、試合には勝てない、さらに、部員の個人的な理由で練習に出て来られない等で、みんなイライラしていた時代が続いていました。時には部員同士で試合中にぶつかり合う事もありました。この時代の歴代キャプテンはみんな悩んでおりました。当時バスケ部の事を一番考えていた佐々木努さん、周りのみんなとのバスケットレベルや試合にかける意識の違いを強く感じていた小泉君は特にそうだったのではないかと思います。そのような時は、てんじん村のマスターを始め、医学部バスケ部のメンバーやOBなど、周りの皆さんに暖かく応援していただきました。また、部活としてやっていくにはお金も必要ですが、加藤先生を始めとする、医学部バスケットボール部のOBの方々にも大変お世話になりました。てんじん村のみなさん、医学部バスケットボール部のメンバーやOBの方々には、改めて感謝したいと思います。


現役部員のみなさんへ

 今の現役の皆さんは、これら先輩方の経験してきた苦労を感じることなく、バスケに打ち込める環境があります。部員もたくさんいます。応援してくれるOB・OGもたくさんいます。ですので、目標を高く持ち、楽しく、一生懸命バスケットをやって欲しいと思います。そして、次の時代を築き上げていって欲しいと思います。


目標達成のために

 部活にしろ、大学にしろ、組織には目的があります。そして、その目的は一人では達成出来ないことばかりです。メンバー各自が自主的に、積極的に、いろいろな人に働きかけたり助け合ったりするなどコミュニケーションをしっかりとりながら、目標達成に向けて行動していくことが大事です。これがリーダーシップをとるということです。また、各メンバーの意見をまとめ、調整し、方向性を示し、そして、各メンバーの役割を相談しながら決定し、目標を達成可能な環境を作るのがリーダーの仕事です。これらの点をみんなが認識してやっていって欲しいと思います。そのためには、先ず、みんなで話し合って具体的な目標を決めてください。次に、どのようにやっていけばより良いかを活発に話し合う機会をたくさん作ってください。目的達成を阻害する要因を出し合ってください。そして、それをみんなで解決すべく行動してください。もちろん、バスケットするならばスターティングメンバーを目指すことは大事なことかもしれませんが、それから外れてしまったとしても、やることはいっぱいあります。試合中ベンチで盛り上げる、ベンチから離れたところからコート全体を広い視野で見た状況をベンチへ報告する、部員の悩みや相談に乗るなど、いろいろあります。そのようにしてみんなで目標達成に向かっていくと、みんなで大きな事をやり遂げたという達成感を共有でき、メンバーみんなが充実したバスケット部生活を送れるのではないでしょうか?そして、条件がそろえば、未だ経験したことのないオールデンタル優勝という果実がついてくるのではないかと思います。これは、OBとしても、是非、現役諸君にやって欲しいことでもあります。




この20周年という節目の年が九州大学歯学部バスケットボール部の新しいスタートの年となり、この部がすばらしい大作品へと進化していくことを期待しつつ、20周年を迎えての喜びの言葉とさせていただきます。

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