B-12 永安慎太郎 〜印象に残っている事〜
- 牟田 晃洋
- 2019年3月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年7月27日
九州デンタル初制覇
思い起こせば私がキャプテンであった時期、記憶に残っていることで2つほど挙げられます。
1つ目は九州デンタル初制覇です。
このときは、今まで主力であった先生方が卒業されて次回からの試合はメンバーを組むのも大変で、この先どうしようかと悩んでいるときでした。そんなときに、3人の若きエースたちの入部が決定しました。さらに幸運なことに3人ともがバスケ経験者であったため、これで何とか試合が出来ると安心したものです。
その後も何人かの入部が決まり、最終的には15人近くになったのですから、最初の状態に比べたらまさに地獄から天国になった気分でした。
そして、予選で九州歯科大学に勝利し、九州デンタルの決勝は強豪(189センチの金髪丸刈りセンターがいた)鹿児島大学であり、(そのころは福岡歯科大学、鹿児島大学が強かったと記憶しています)ここまできたら駄目でもともと、やるしかないという思いでぶつかっていきました。ベンチは九州歯科大学張りの応援で(このときは強く見せるためにアップのときに着る服まで新しくつくって、応援コールは4パターンつくりました)、また、プレイしている人は(金髪ではないですが)気持ちでは決して負けていませんでした。
最後2点差でブザーが鳴り勝利したときは思わずみんなで抱き合い、喜び合いました。初めて表彰式をだるい気持ちでなくすごすことができました。誰か一人に頼るということではなく、みんなの力を合わせて勝ち取ったものなので大変価値のあることだと思いました。
前年度優勝校を倒したデンタル
2つ目はオールデンタルでの神奈川歯科大学との戦いです。これはキャプテンを引退し最後のデンタルであったため印象に強く残っています。
最後のデンタルだったのでとりあえず強いところにはあたりたくないと思っていたのに
くじは当時最強の神奈川歯科大学とあたることになりました。3年連続で優勝し、今回も前回のメンバーがそのまま残っている状態で、まさに山王工業のようなチームでした。
しかし、(あー終わった)と思い皆の顔色を見ると、以外に(やれる?)というようなムードなのでびっくりし、もしかしたら善戦できるのではないかと思ったのを覚えています。
試合が始まり、ファールトラブルだけは避けてくれといわれたのに開始30秒でファールを2回してしまいみんなのブーイングをあびたのを覚えていますが、逆に今までこんなことはなかったのでいけるんじゃないかと思っていました。最後に勝利したときベンチは涙、飛びあって喜んでいる姿はまさに山王工業に勝った湘北のような光景でした。あのときのベンチの涙をみて、バスケをやっていてよかったと、九大バスケ部に入ってよかったと思える一番の瞬間だったと思います。
今ではベスト4にまで入るような強豪チームになり、すばらしい発展をしているとのことで大変誇らしく思う反面、ギリギリの状態でやっていた時期が懐かしくもあります。
これからのますますの発展を祈っております。

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