B-15 設楽 尚紀 『KUDBCを振り返り』
- 牟田 晃洋
- 2019年3月12日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年7月27日
九州大学歯学部に入学してから約10年、卒業してから5年目に入りました。今年で30歳になるので人生の三分の一はKUDBCと関わっていることになります。本当に月日の経つものは早いと実感しています。
ブランクが空いてからの久しぶりのバスケット
群馬県出身の僕が九大にそして九大歯学部バスケ部にいるとは受験勉強真っ盛りのころは想像がつきませんでした。センター試験で失敗しどうしようか悩んでいた2浪目にふと九大歯学部ならいけるかもと選び無事合格、そこから楽しいバスケ生活が始まりました。
単身早々九州にのりこみ、することがなく覗き込んだ体育館。バスケットボールの音に胸を弾ませたが、やっていたのは医学部バスケ。ただ当時のキャプテン上田さんがいて話をしたのがバスケ部への第一歩でした。小、中、高とバスケ三昧だったのである程度はできると思っていたがブランクは想像以上にきつかった。何より体重が増えに増え全く飛べない、体は動かない状態。弥生さん、佐野さんの第一印象は気合の入ったデブが入ってきたな、とのことでした。そして何より衝撃的だったのは同級生の松原のうまさ。体はシャープ、キレキレ、シュートはうまい、、、完全にやられたなという気持ちでした。そこからはとにかく体重を落として、絞って試合に出ることを目標にしました。
メンタルの弱さを乗り越えた3年目
3ヶ月程で何とか体重を落とし望んだ初めてのデンタル、結果はベスト16でしたが個人的には惨敗。シュートは入らない、ファウルで退場の繰り返し、おまけに出番を言われても「無理です」と言ってしまった鶴見戦。この一年目の結果を引きずり以後2年間は『本番に弱い』、『練習試合男』というレッテルをはられてしまいました。メンタル面の弱さが露呈した3年間でした。転機が訪れたのは4年目でした。それまで大黒柱だった上田さん、しんたろうさんが抜けてチームカラーががらりと変わり、抜けた分を補った新入生のヒデ、カズ、タクヤの存在。『こいつらうまい』と同時に『スタメン危うし』とかなり危機感を持った覚えがあります。チーム内での競争も芽生え、そして広末さんの妥協のない練習で自信をえてデンタルに望むことができました。初めてベスト16の壁を破ったときはチーム全員で本当に喜びました。
怪我から学んだこと
デンタルも終わり迎えたキャプテン時代、いろんな意味で成長できたのではないかと思います。同学年のまとまりがないと言われることもしばしば、去年と比較してしまう自分。みんなを引っ張っていったつもりは無いけれど自分らしく部活に、飲み会にぶつかっていったと思う。本気で後輩を叱ったのもキャプテン時代だけだったと思う。
キャプテン時代に脱臼し一時練習から離れたことでチームを客観的にみることもできたので良い経験になったと思う。たくまの思いをのせて、ベスト4の公約を掲げて望んだデンタル。初戦を落とす波乱もありましたが、残り数秒で逆転した医科歯科戦、後2点まで迫った福歯戦等忘れられない試合が数々あります。
結果は6位ということで男のけじめとして用意されたバリカン。高尾と二人で見せしめのように頭を丸めた打ち上げの夜。
今後坊主にすることはもうないでしょう。
キャプテン時代に衝突しながらもたくさん支えてくれた同学年の松原、たくま、むたさん、ちかこには本当に感謝しています。
飲み会で学んだこと
試合のことはさておき当時の部活を振り返るととにかくよく飲まされた覚えがあります。晩御飯も食べのんびりしているころにやってくる松延さんからの電話。『今から来い』、、、当然断れるわけもなく自転車で六本松へ。そして結局は飲んではしゃいで潰れる自分。飲み会のたびに記憶をなくして当日の様子を聞く翌日。
これは上級生になってもあまり変わらないことでした。
最近の話題ではスマップの草凪くんが裸で逮捕とありましたが、あれで逮捕となれば自分たちも何度となく逮捕されていたでしょう。
さておき、ただ一ついえるのはとにかく飲み会が楽しかった。飲まされ、いじられることはかわいがってもらっていることだと知ったのは自分が最上級学年になってからでした。
飲み会でうまくコミュニケーションが図れると練習でもうまくいくものでした。
お互いのことを理解するにはお酒は欠かせられないですね。飲んだ勢いだからこそ話せることもあります。熱く語れることもあります。本当にあの熱い、勢いのある飲み会が懐かしいです。
KUDBCで学んだこと
KUDBCに入り学んだこと、経験したことは今の自分に生きています。入ってすぐに教わった礼儀作法、目上の人との話し方、電話のかけ方、気配り、人間関係、怒った後のフォローを忘れないこと、等いろいろあります。
部活に入ったお陰で嫁さんと知り合い結婚し、子供ができたこと、部活に入ったから森野さんと知り合い、今の職場で働けていること。
これもみなKUDBCのおかげであり良い繋がりが築けているからだと思います。
今後ますます発展していくKUDBCに夫婦共々関与していきたいと思っています。

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