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B-17 鬼村 朋宏 「厄年」   

  • 執筆者の写真: 牟田 晃洋
    牟田 晃洋
  • 2019年3月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:2019年7月27日


         

2006年度のキャプテンを務めさせていただきました鬼村です。


決勝T進出を逃した次の年に引き継いだキャプテン

前年度のデンタルでは、前キャプテンの高尾さんを中心にチームの仕上がりも上々で、なおきさん、松原さん、琢磨さん、そして牟田さんたち6年生最後のデンタルということもあり、チーム一丸となって臨んだデンタルでした。しかし、あと一歩のところで決勝トーナメント進出を逃してしまいました。僕個人としても、1年生の時から毎年決勝トーナメントに駒を進めていただけに、ショックも大きいものでした。

デンタル後、新キャプテンを務めることとなりましたが、この大役を果たせるのか正直不安でした。2年時より膝の故障に悩まされ、一時は休部をするなど、練習や試合に参加できないことが多くあったためです。しかし、怪我を理由に妥協はできないと思い、自分への戒めも込め「他人に厳しく、自分にはより厳しく」をモットーに新チームを作りあげていこうと意気込み、新キャプテンとしてのスタートを切りました。

しかし、キャプテンだったあの1年間を振り返ってみると、不運の連続で、さらに、自分が24歳だったということもあり、一言で表すと『厄年』という言葉がまさにピッタリではないかと思います。ここで、あの1年がどれだけ不運だったか検証してみたいと思います。



厄① メンバーの欠員

デンタルが終わり、それまで試合で活躍していた6年生が引退し、新チームを立ち上げた直後、スタメンでエースだった上村がバスケを続けることができなくなり、さらに同学年の今田が意見の相違により部を去りました。その結果、前年度まで試合に出ていた8人のうち5人がいなくなるという事態に陥ってしまいました。

残されたメンバーは初心者も多く、試合経験が浅いものがほとんどで、一からチームの方向性や練習内容などを考えなくてはなりませんでした。

アップや基礎練も含め、練習量を今まで以上に増やし、外練や筋トレなどもメニューに加え、チームの底上げを図っていきました。



厄② 怪我

チームの方針も決まり、全員でチームを盛りたてていこうとしていたのもつかの間、今度は僕自身が膝の半月板損傷で手術・入院する羽目になりました。手術の2ヵ月後、ようやく復帰できましたが、それで終わらないのが厄年パワー。さらにその半年後、今度は肉離れでまたまた戦線離脱することとなり、1年の3分の1は外から見守るだけの日々を過ごすこととなりました。

そのため、あの時はチームのみんなに大変な迷惑をかけ続けたなと思います。

本当にすいませんでした。


厄③ デンタル

厄年パワーの威力は最後の最後まで衰えることはありませんでした。

デンタルに行く前から懸念されていたことではありますが、ぼくはクジ運が非常に悪かったのです!スロットの抽選でも今まで一度たりとも良い番号を引いたことがないくらいです。そのクジ運の悪さがデンタルでもでてしまい、予選リーグの相手は奥羽、岡山、岩手と結果としてその年の3位と4位のいるチームと同じ予選リーグに入ってしまいました。

また、デンタルの試合では、初戦奥羽に負け2試合目の岩手に勝てば、岡山と予選リーグ突破をかけ戦うという展開でした。しかし、その2試合目のまさに試合終了のホイッスルと同時に、大黒柱石井が足を挫くという不運に見舞われました。それがすべての原因ではありませんが、結果予選リーグ敗退を規してしまいました。


厄年を終えた次の年にKUDBC史上初の4位入賞

と、このように1年間を通してさまざまな厄に見舞われた年でしたが、高尾さんや牟田さんをはじめとし、多くの先輩方や同学年、後輩たちの協力もあり、なんとかキャプテンの任をこなすことができました。この場をお借りして感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

また、キャプテンという役を通して、責任感を持つことや大勢の人を率いることの大変さなど、いろいろなことを学ばせていただきました。キャプテンの時はその重責に押しつぶされそうになり、早く終わってほしいと毎日思っていましたが、今考えるととてもいい経験をさせてもらったなと思います。

そして、キャプテンが終わった後の最後の1年間は、最高学年でその重責から解き放たれたということもあり、きつい練習も楽しく思え、さらにデンタルでは歴代最高位の4位に入賞することもできたため、6年間で最も楽しい1年となりました。


今年でバスケ部創立20周年ということですが、ぜひともこの4位を越え優勝を勝ち取っていただきたいと思います。そして、これからも九大歯学部バスケ部が繁栄していくことを、心より願っています。







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