平成26年卒の田中未香子(旧姓小﨑)です。30周年を記念してこのような機会をいただきありがとうございます。
男女ともに決勝Tに進んだ鹿児島デンタル
「キャプテンの1年を振り返ってください」と言われたのですが、はじめに思い出したのはキャプテンが終わった翌年の鹿児島デンタルで男女ともに決勝Tへ進めたことです。もうすごく嬉しくてあの気持ちを言葉で表現するには語彙力が追いつきません。そしてその1シーズン前の私のキャプテン時代を思い出すと…とても大変だった日々が蘇ってきました(笑)。この重圧と辛さを言葉で表すのにも語彙力が足りません。練習試合でも公式戦でもなかなか勝てない(といったら聞こえはいいですが端的にいうと惨敗を続ける)チームを率いるとなったとき、まずどこから手を付けたらいいのか分からない状態でした。私はスタートメンバーとして試合に出ていたので他校との力の差を直に感じており、この差を埋めるのは本当に大変だと痛感していたからです。でもせっかく先輩方からキャプテンに指名してもらったからには「この代で何か変えたい!」と強く思っていました。
裏方で支援していただいた西原さんへの感謝
キャプテンに決まってからまず男子部の先輩である西原さんにコーチ兼ベンチワークをお願いしました。足の手術をされてしばらくバスケができない西原さんは色々な思いもあったと思いますが快く引き受けてくださいました。本当に感謝しています(認めてくれた男子部にも感謝です)。また九大の全学バスケ部と合同練習を定期的に行うことで、経験者ばかりの強いチームを身近に感じながら基礎から実践までを教えてもらいました。それから試合慣れするために練習試合もたくさんしました。練習したことを試合で出せるか、試合運び、メンタルトレーニングも含め経験を積めるようにしました。合宿中にも練習試合をしてとてつもなく体の大きいレベルが桁違いなチームと試合を組んでしまったこともいい思い出です。練習メニューを考えること、プレーで部員を引っ張ること、コートの外でのコミュニケーションなど週3回の練習は大変でした。でも男子部の存在にとても助けてもらいました。基礎が出来ていないと練習もうまく進まず5vs5も男子が1,2人入ってくれなければボールが回らないしバスケにならないのです。女子部の練習にたくさん来てくださり教えてくださった俊太郎さん、みっくん、他男子部にはとても感謝しています。ありがとうございました。
多くの学びを得たチームマネージメント
学業もある為部活へのモチベーションが違う17人のメンバーが同じ熱量でいることは難しくても、優秀で努力家なみんなが同じ方向を向いて頑張ったらすごく大きな力になるはずだと信じていました。キャプテンになってチーム一人一人のプレーや精神状態、モチベーションなどを把握することはとても難しく失敗もありました。でも配慮に欠けたときや熱くなって周りが見えなくなったときも同学年のグッチやみつは、マネージャーのフォローにより何とかひとつにまとまり、みんなが「みっこさーん」、「みっこすー!」と私についてきてくれました。女子部のみなさん、かけがえのない充実した日々をありがとうございました。大好きです!いろいろ考えると恵まれた環境の中でキャプテンをすることができました。蘇ってきた日々はとても良いものでした。
これからもKUDBCの良い歴史が長く続きますよう心から願い、応援し続けます。
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